この度リリースする我々のニューアルバム「SUPER HIGH TENSION!!!」を記念して私石毛が全曲解説をしようと思います。
と言っても使った機材とかでは無く作る時のテーマや歌詞についてライトに触れようと思います。
使った機材やサンプル素材とかのディープな事を知りたかったら僕個人のTwitterにリプライを下さい。(笑)
あ、あくまでこれは僕らがこう作ったってだけですので、実際自分が聴いてどう感じるかは自由だと思いますし、自由に自分で曲を自己解釈してくれて構いません。
つまり自由に楽しんでください!って事♡

では早速いってみましょう!

1 Take Me Higher
記念すべきアルバムの冒頭を飾るにふさわしいハイテンションナンバー!
直訳すると「俺を気持ち良くさせてくれ!」とでも言いますかね。
これはアルバム制作時の割と初期に作った曲です。
デモをスタジオに持っていった時にノブがとても興奮していたのを覚えていますw
テレフォンズ初(?)の試み「エロさ」が裏テーマの曲でもあります。
未成年の皆は親に聴かれないように、でも爆音で聴いてくれ!!!

2 Hyper Jump
続くはMVにもなっているこの曲!
イントロからテレフォンズ黄金率炸裂!って感じですね。
このリフが出来た時は家でひたすら爆笑してました。
既にライブで披露してるこの曲。
ジャンプ!で皆が飛び跳ねてくれるととても良い光景がステージから見えます。
ひたすらハイなテンションでジャンプって叫んでるんだけど、曲が終わる頃には何故か少し切ない。
もしあなたがそんな気持ちになったらその感性を大事にして下さい。

3 Ex-Boyfriend
この曲はアルバムで1番古い曲ですね。(先行シングルDon't Stop~を除く)
毎年12月に行われるテレフォンズ恒例のワンマンライブで初披露しました。
結構ギリギリに出来たのでスタジオで皆でヒヤヒヤしながら作ってました。(笑)
もはや懐かしい少し陰影のあるニューレイブ(死語?笑)系のリフから世界が突然明るく開けてカラフルなシンセの音があなたの脳からドーパミンを大量分泌させるぜー!!!
これは何も考えずひたすら踊るしかないよね~。
モテない男子よ、サビで一緒に「君の彼氏になりたいんだ~!!!(日本語訳)」と泣きながら叫び歌おうじゃないか!
これは君たちの歌だ!(笑)

4 I'm In Love With You
個人的にはこの作品で一番良いメロディーが作れたと思ってるのがこの曲。
深夜ベロベロに酔っぱらって家に帰ってきて、ギターを持ったらこのメロディが出てきました。
それがとても嬉しくてその後30分くらいサビのメロディーをずっと歌ってました。
歌詞中に出てくる"Sunday Morning"はThe Velvet Undergroundというバンドの曲名で、"Blue Monday"、"Perfect Kiss"はNEW ORDERというバンドの曲名です。
どれも世界的なアンセムなので聴いた事の無い方は良ければ聴いてみて下さい。
僕のルーツの1つでも有る音楽です。
うん、この曲凄い好き。

5Hot Hot Summer
これはイントロのギターのフィードバックノイズが最高にかっこいいですね。ノイズ萌え~。
我々の4thアルバムRock Kingdomの世界観を更に今のモードで広げたような爆発感ある曲ですね。
リフ好きにはたまらんはず。
ライブではサビのイェーイェーイェーを汗だくで共に歌いたいですね。
甘酸っぱい夏がテーマのサマーソング。
今年の夏はお洒落な曲ではなく、この曲で泥臭く決めようぜ!イェー!!!

6Aconite
これは冒頭のベースの音がクソかっこいいですね。涼平の男気を感じます。
そしてドラムのキックとスネアも痺れる~!誠治くんのラーメン好きを感じます。
とてもシンプルでかっこいい曲だなぁと思います。
制作時のとても後期に出来た曲です。
3:12秒あたりから歌が1オクターブあがって高くなりますが、これ本当に高かったな~。
きっとインディーズ時代だったら出なかった音域な気がします。
ちなみにタイトルのAconiteは"トリカブト"の英名です。

7Space Communication
テレフォンズ初の試みとなるインタールード。
自宅でブループラネット等の地球の神秘的な映像を見ながらPCで打込みして作りました。
なのでテーマは、ガガーリンのかの有名な発言"地球は青かった"です。
中々面白い曲になったと思うし、今までこういう曲作った事無かったのでとても楽しかったし新鮮でした。

8Starship Romance
そのインタールードから流れ込むのはこのアルバムで1番壮大でファンタジーな曲"Starship Romance"
地球人と宇宙人の決して結ばれない恋のような、子供の頃夢見た壮大でSFな宇宙の旅のような僕の頭の中で渦巻いているファンタジーを爆発させてみました。
歌詞にも新しい試みをして絵本を書くイメージで書いてみました。
月は時に平穏を太陽は時に情熱を、そのそれぞれが人間にもたらす影響はどれもロマンチックだなと僕は感じます。
試しに男性は1人の女性の騎士になるために生まれてきたと考えてみると非常に人生がバラ色に見えてきますが現実は中々厳しいと思います。
なのでこの曲を聴いてる時くらいは夢見て下さい。(笑)

9Lucky People 2014
はい出ました。この曲ラッキーピープルは実は7年前に作った曲なのです。
2007年にリリースした1stミニアルバム"We Are The Handclaps E.P."のツアーの時に既にライブで披露していました。
しかもリリースを控えていた1stフルアルバム"JAPAN"に収録される曲だぜー!ってMCでも言ってましたね。覚えてる人いるかな?
なぜボツになったかは色々なメディアで話していますので是非そちらをチェックして下さい。
7年前作ったアレンジとはだいぶ変わりましたが、やっと日の目を浴びる事が出来たのでとても思い入れのある曲です。

10 1984
ちょっと和風なメロディのフレーズから始まる曲はこのアルバムで1番ポップかもしれません。
今年で我々テレフォンズは全員30代に突入しました。そしてバンドは来年10周年を迎えます。
だけれども音楽に対しての情熱は冷めるどころか熱を帯びていくばかりです。
そんな日々が送れている全てに感謝しています。
曲中で歌っている通り僕は”ひねくれ者"ですが、これからもずっとそんな感じで生きていこうと思います。
余談ですがこの曲を作る際に意識はしてないですけど、andymoriの1984という曲が僕はとても好きです。

11 Don't Stop The Move, Keep On Dancing!!! (Album Ver.)
去年の11月にリリースした先行シングルです。
物凄いアーティスト写真やMVは観た人にとても衝撃を与えたと思います。
ただ実際にやった僕達も物凄い衝撃を受けたけどね~!!!未だにあのMVを直視出来ません。(笑)
(Album Ver.)と書いてありますがアレンジを変えた訳ではなくアルバムに収録するにあたりミックスを変えています。
敏腕エンジニア日下さんのおかげでアルバムの雰囲気に馴染んでいると思います。

12 Fire,Fire,Fire
アルバム終盤に物凄いテンションの曲が飛び込んでくるぜ~!
この飽きさせない曲順!さすがテレフォンズ!
この曲、聴いてもらえば分かる通りノブと僕でツインボーカルみたいな事をやってます。
Four Guysみたいな曲は別としてノブにノブ語ではなくてちゃんとした言語の歌詞を音源でがっつり与えたのは久しぶり。
1stミニアルバム"We Are The Handclaps E.P."の収録曲Panic Disorderぶりだと思います。
とてもファイアーな曲になったと思います。

13 Night Parade
アルバムラストを締めくくるのは心の琴線に優しく触れる"Night Parade”
楽しかったライブが終わった後やお祭りの後の寂しさみたいなのを僕はこの曲から感じます。
でもその寂しさだったり生きていく上で起きる人生の辛さがまた楽しさを求めて毎日の日々を送るエネルギーになると思います。
切ない、けど楽しい。僕はその世界観がとても好きです。
この曲まで聴いたらもう1回1曲目に戻って聴いてみて下さい。
きっと違う聴こえ方がするはず!
このアルバムが皆の生活や日常に何か変化をもたらす事が出来たのならば僕は本望です。
最後まで聴いてくれてありがとうございました。